2006 年03 月27 日
「青い棘」
前評判は、退廃のワイマール期ドイツが舞台&同性愛がらみの殺人事件を描いた、ということで耽美派少女向けみたいになってるけど、けっこう間口は広い映画だと思う。最初に殺人があったことを提示し、誰が殺されるかでサスペンスを盛り上げ、最後まで引っ張ってゆくところは、ありがちだが、なかなかうまい。また、シーンのつなぎにちょっとトリッキーなカットを持ってきているのもおもしろい。
キャラも普通ぽい女の子やエロい子とか出てきて感情移入しやすい。特に主人公を誘惑するエロい子は、美人でかつ妖艶で、とんでる割にリアルな感じでよかったのだが、いかんせん私好みではなかったので、いまいちノレなかったのが残念。
だが、当時の音楽を使った選曲も良くて、学生が集まって乱痴気騒ぎのパーティをやっているところはいい感じ。特に怪しいオヤジの持ってきたアブサンでトリップしているところは感じが出ていると思う。
まあ、なんだかんだ言っても良い映画であると思います。DVD買うほどでもないが…。
まあ、好きな人は好きかも。DVD買っちゃうくらい。
「青い棘」公式HP → http://www.aoitoge.com/
投稿者:親方
at 03 :46| 映画
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